19 Oct 2013
学校行かずに就活してたらアメリカの企業で働くことになった話
Facebookでつながってる人は知っての通り、諸々あって先月一杯就職活動していました。
結果的にアメリカにあるShutterfly, Inc.とコンサル契約という形で働く事になりました。
日本に住んでる大学生が大学も卒業せずアメリカの企業で働くというのは、珍しい事例な気がするのでどういう就活をしてたらこうなったのか書き留めておこうと思います。
9月前半
9月前半は東京に居たので主に東京にある会社を回ったりしていました。
誘って頂いた会社や自分から連絡を取った会社、全部で7,8社だったと思います。(殆どが日本企業) 後知り合い(Nさん)に、紹介して貰えそうな会社無いですかと聞き、
「今応募してない雰囲気なので難しいと思うけどとりあえず上に聞いてみる」
ということでNさんが勤務してShutterflyも候補に上がりました。
色んな会社を見て回ることが出来、普通に面白かったです。紹介してくださった皆様大変ありがとうございました。m(_ _)m
今回は働けなかったが、僕や会社側の条件、状況が違っていたら働きたい!と思うような会社が何社かあり、 とても充実した感じでした。
9月後半
京都に戻り、メールのやり取り、Skype面接等を行っていました。
海外に本社がある会社だったり、日本企業だけど創業者が外国人の会社とかも受けていたので、色んなタイムゾーンを気にしながらの生活だったり、 面接が英語だったりと多種多様な感じでした。
この段階で数社からオファーは頂いてたのですが、Shutterflyとのやりとりで時間がかかっていたので待って頂いたりしていました。
結果的に軽いSkype面接的なものを何度か行った後、オファーを頂けました。
10月初旬
契約書のやりとりや具体的な条件の詰め合わせを済ませ、オファーを頂いた会社やオファーを頂けなかったと思われる会社に連絡したりしました。
2週目から実際に勤務を始めました。
なぜShutterflyにしたか
挙げるとすれば以下になります
- 給与が高い
- 見ている市場が大きかったり、ユーザー数が多かったり
- アメリカの企業
- 個人的に、価値があると思えるサービス
給与が高いのと見てる市場が大きいっていうのはアメリカの企業なんで当たり前ですね..。 将来的にアメリカで働きたいと思っていたのでその前にリモートでアメリカの企業で働けるチャンスを得れたのは本当に良かったです。
特に給与が高いのは授業料を貯める必要があるので非常に助かりました、日本企業だと1/2~3になっていました。
今回の就活を通じて思ったこと
ここまで読んでもらったらわかると思いますが、今回の就活で特別なことは特に何も行いませんでした。 知り合いに紹介してもらったり、自分からアプライしたりと..。
ただ僕はアメリカの企業で働きたいと前から思っていたので、前々から
- アメリカで評価が高いOSS活動を行ったり
- リモートで働いたり
してました。これはビザ取得が難しいのでリモートでアメリカの企業で働くという事態に備えてた部分が大きかったです。
OSS活動とリモート職
就職のためにOSS活動してんのかよ?とか思われるかもしれませんが、僕はそれでもいいと思います。 もちろん他の理由、普段使ってるライブラリに貢献したいだとかPRがmergeされたら嬉しいとかも有りますが、レジュメ代わりになると思ったから やってるというのは個人的に大きいです。 偽善な部分は大きいけど、貢献は貢献だと思います。
今後もOSS活動は続けようと思いますが、今までもそうしてたようにこれからも主に自分のためにOSS活動をしようと思ってます。 OSS活動を通じて英語を使った議論はもちろん、単純に技術力もあがりました。
今回の就活でも、OSS活動をしてなければ確実にShutterflyからはオファが貰えませんでした。
後リモートのエンジニアを雇う際、前職もリモートだった人が雇われやすい傾向が有るようです。 これは僕も前職(アルバイト、業務委託)がリモートだったので助かりました。
@Psychs 御意。Growthチームのマネージャーをしてたときは、プロのリモートエンジニアしか雇わないという風にしてました。プロ=前職でもリモートエンジニア。
— 上田ガク (@gakujp) October 17, 2013
海外企業に挑戦..?
まぁ準備したとは言っても数ヶ月ちょくちょくしてただけですし、何年もかかったりしないことなのでアメリカで働くことに興味があったりする人は準備して アプライしてみることを凄くオススメします。
英語力は確かに要求されますが、それよりも大事なのは挑戦しようという意志と、ビザの問題だと思います。 英語力はフィリピンにある1:1の英語教室に半年~1年くらい居れば十分なレベルになると思いますし、 他の方でそこまで英語力が無くてもアメリカで働いてる人は居るようです。
僕は運良く英語が元から出来たので、この歳でアメリカの企業で働けるのは本当に恵まれてるな〜って思ってました。 けど、英語レベルが日本人エンジニア平均レベルくらいでも向こうで働けてる人とか居るようなので 恐らく僕含め皆が思ってるよりも難しいことではないんじゃないんかなぁとか思ったりしてます。
自分には “海外で働くなんて無理だろうなぁ” と、なんとなく思ってる方がこの記事読んで “自分も挑戦してみるか!” と思って貰えたらいいなぁと思ってます。 僕もかつてそうだったので。
これからどうするか
就職して東京に行くことになるだろうな〜と思っていましたが完全リモートの仕事になったので京都にまだ居ます。 色々な都合上、しばらくは京都に居る予定です。
現地ではなくて、京都からアメリカの企業で働くっていうのもまた珍しい事例な気がするので普段どうやって働いてるか、みたいな記事も今度書こうと思います。
P.S.
契約上具体的に言うと “アメリカの企業と働く” になるようです。 (ただイメージとしてはアメリカの企業で働いてるのと同じ感じなので以下”で“で書きました)
Takehiro Adachi at 21:50